依存症の仲間と共に

薬物アルコール依存症。境界性人格障害。解離性障害。養子縁組。

2019年10月のブログ記事

  • 初めての欲求 その3

    痩せ薬を飲み始めて1週間。 施設では スリップしてしまうことは 恥ずかしい事では ありません。 (使ってしまいました。)と 正直に話すことが回復する為の 練習です。 私も正直に話しました。 そして 「今はまだ止めることが出来ません。」 と話しました。 本物なのか偽物なのか わからない薬を飲む必要が... 続きをみる

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  • 初めての欲求 その2

    ハヤシ先生に反抗的な態度をとり 次回外来予約をキャンセルした私。 何が困ったか‥ 薬がない。 飲み残しがないかと 部屋中探しました。 無い。無い。(泣) 処方は一回分も無いのに 見つけたのは 治療前に 個人輸入で購入した 海外の痩せ薬でした。 初診で 飲み続けてもいいか確認したところ その類の薬は... 続きをみる

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  • 初めての欲求 その1

    退院後初めての外来に来ました。 久しぶりに実家に帰った気分です。 ハヤシ先生にも会いたかったので 待ちに待った診察日でした。 順調に施設 自助グループに 通っている事を報告。 ハヤシ先生は喜んでくれました。 ところが 多分私がパパと離れたのは 寂しい。と言ったんだと思います。 「貴女ね いい加減に... 続きをみる

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  • 寛解にむけて その5

    記憶も徐々にですが しっかりしてきたようで 施設のプログラムのルーティンも 頭に入って来ました。 月曜から金曜 午前中はミーティング その日のテーマに沿って 自分の思う事を話します。 ルールは言いっ放し聞きっぱなし 人の話に否定も肯定もしては いけません。 午後は日替わりで DVD鑑賞 何が観たい... 続きをみる

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  • 寛解にむけて その4

    病院から施設までは およそ1時間半かけて通っていたことを 思えば 何と幸せな事でしょうか。 満員電車で座れなくとも 8分我慢すれば到着です。 これからは 交通費の事を気にすることはないので 月曜から金曜 土日祝日以外は 通所する事が治療です。 あれ? 施設の仲間の顔ぶれが半分くらい 違うような‥?... 続きをみる

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  • 寛解にむけて その3

    病院では21時就寝でした。 21時には習慣で 眠くなるのかと思っていましたが そうでもなく 薬も決められた時間に飲まなくては いけないという訳でもないし‥ 私は何よりもiPad命です。 テレビはニュースを観るくらいです。 然も拘りがありまして (NEWS ZERO)を観たいのです。 iPadで動画... 続きをみる

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  • 寛解にむけて その2

    新居から施設までは 乗り換えなし8分で行けます。 自宅から駅まで200m 施設も最寄駅からすぐです。 プログラムを続けるには 最高の環境です。 退院に辺り 会長さん夫婦にご挨拶に行きました。 お父さんからは 「りょうには酷な事だけれど ◯◯(パパ)はダメだ。 お金も返ってこないと諦めるしかない。」... 続きをみる

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  • 寛解にむけて その1

    パパと離れて一人暮らしが 始まりました。 パパと出会って9年‥ パパの事業のために 全財産を失いました。 パパにどれだけ怒りや恨みを持っても 嫌いになれないし 一人で暮らしていくことは 寂しいです。 そして何よりも パパはいつか仕事で 成功してくれる。 その日がやってくると 信じています。 家族の... 続きをみる

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  • 入院へのありがとう! その4

    退院の朝がやって来ました。 9時半に看護師さんとの面談 退院してからの 日常の過ごし方 次の外来までのお薬を受け取りました。 残念だったのは ハヤシ先生は外来に入られて ご挨拶が出来なかった事です。 今生の別れでも ありませんから大袈裟ですね。 (退院療養計画書) なる書類がありました。 退院後の... 続きをみる

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  • 入院へのありがとう! その3

    いよいよ明日の朝 退院です。 この日は日曜日だったので 治療プラグラムもなく 患者さんの外泊が多く 先生達もお休みで静かな1日でした。 夕食後いつものように 大漢Sを始めアルコールのTと食堂で 雑談。 入院仲間の思い出話をしました。 とにかくハヤシ病院と言っても おかしくない程 ハヤシ先生の患者さ... 続きをみる

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  • 入院へのありがとう! その2

    入院中1番お世話になったのは 看護師さん達です。 依存症病棟2B 外科でも内科でもない。 特殊病棟。 精神病院で 薬物依存症科がある病院は 少ないです。 私は精神科 (メンタルクリニックを含む)への 通院歴はおよそ20年 (通院していない時期もあります。) 何回転院したかさえ 忘れてしまいました。... 続きをみる

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  • 入院へのありがとう! その1

    退院の日までいよいよ カウントダウン。 2カ月の入院は お金の都合が付かず 気づけば5カ月も お世話になっていました。 2018年6月末から12月 実は私は 本で読んだのか 先生に言われたのか 忘れてしまったのですが 日記を書く事が 情緒不安定に良いというような事を知り 9月から 日記を書き始めて... 続きをみる

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  • 退院まで その11

    金曜日の朝 自傷Hの退院です。 実は退院前 Hは不安定になり 食事も摂らず部屋に 引き込もっていました。 摂食障害があるので心配でした。 「またね!元気になってカラオケ行こう!」 退院して行きました。 患者さんは病気なので 不安定になる事は珍しくありません。 それを見てもらってしまい フラッシュバ... 続きをみる

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  • 退院まで その10

    新しい部屋に 家財道具を運ぶ作業を 施設の男子部スタッフが 全部やってくれました。 男子部とは普段接点は 全くありません。 フォーラムやイベント 自助グループでお会いするくらいです。 施設 自助グループでは 男女交際は禁止されています。 (とは言っても色々ありますが‥ トラブルの元になる確率が高い... 続きをみる

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  • 退院まで その9

    私とSとR Rはハヤシ先生との付き合いが 8年くらいだったと記憶します。 治療に関して言うことを 聞かないので ハヤシ先生は頭を抱えています笑 16歳から覚醒剤を始め ご主人と一緒に売人もしていたので いつでもネタがある環境です。 (ご主人が実刑になり離婚されています) 「いつ落とすの?(睡眠をと... 続きをみる

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  • 退院まで その8

    退院の日が見えて来ました! そのせいかこの頃は 記憶障害もなく 入院仲間の面子にも恵まれ 合宿のような毎日でした。 大漢Sは私と同じ系列の施設に 入寮が決まっています。 かなり遠方です。 遠方の入寮施設に行くのには 理由があります。 薬を使っていた場所を 離れて 薬を一緒に使用していた仲間や 売人... 続きをみる

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  • 退院まで その7

    パパが不動産屋さんとの 約束の期日に お金を用意出来ない可能性が高い。 これも今までの経験上 十分あり得るので 「お前が持っていけよ!!」と 発狂しました。 もし用意出来なかったら ◯◯(パパの住んでいる街)行くからな!」 入金は 2.3日遅れました。 私は発狂しました。 しかし ハヤシ先生から伝... 続きをみる

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  • 退院まで その6

    パパが住居契約金を 用意しなければ 私の退院の日は 見えません。 それまでの時間 私がするべき事は 施設 自助グループに通い 認知行動療法への参加です。 私より先に たくさんの仲間達が 退院して行きました。 この頃 良く連んでいたのは 大漢のS トラブルメーカーR 自傷のHです。 古株の私は 人好... 続きをみる

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  • 退院まで その5

    パパに部屋を決めて来たことと 何日までに入金しないといけないことを 報告しました。 口では(わかった。」と 言いましたが 今までのパパのお金の管理能力から 不安と不信という感情しか 湧き上がってきません、 ハヤシ先生に面談希望をして 部屋は決めてきたけれた 養父がお金を用意出来るか 不安で仕方がな... 続きをみる

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  • 退院まで その4

    施設でプログラムを こなして 不動産屋さんに寄って 物件を探す。 1日1件だけなのに 私は 想像以上に疲れるのが 嫌で 面倒くさくなりました。 3軒目の不動産屋さんで 何に1番拘りますか?と聞かれ パパと暮らして居たマンションとは 名ばかりのアパートの壁が異常に薄く パパがいつも気にして 静かにす... 続きをみる

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  • 退院まで その3

    パパが面会に来ました。 住居費の事で いい加減にしろと怒ったと 思います。 「お金無いじゃん!」 「何とかする。探していいから‥」 どうせどこからか 借りるつもりだと思いますが 探していいと言われたので 不動産巡りをはじめました。 スタッフから 私は解離性障害があるので 何かあった場合に 私の部屋... 続きをみる

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  • 退院まで その2

    自助グループに何かを 見出した私は 経済的に厳しいことは 変わりませんが なるべく 施設 自助グループに通所するよう 心掛けました。 この頃入院仲間は すっかり入れ替わってしまいましたが 私は入院仲間のメンツに恵まれていたと 思います。 再入院の経験が ある子に聞くと中には 性格が屈折していて 意... 続きをみる

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  • 退院まで その1

    (自助グループに何かがある) そう思った私は 1人では心許ないので 施設の仲間に (連れて行って欲しい。) とお願いしました。 仲間が連れて行ってくれた会場には 地元で行った会場より 沢山の仲間が居ました。 30人は居たと思います。 緊張‥ ミーティングが始まりました。 司会者の男性が 「今日この... 続きをみる

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  • 入院生活 その10

    入院から4ヶ月が経つ頃 精神的にかなり限界を感じました。 元来 生まれたことに感謝も出来ず 何故生きなければいけないのか わからない私は 自殺念慮に囚われています。 入院仲間と話す気力さえ 失くなって 病室に引きこもり 食堂で食事を摂ることも 出来なくなりました。 日中 起きていても ネガティブな... 続きをみる

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  • 入院生活 その9

    パパが中々 住居費を用意出来ません。 お金が無いことは わかっていますが ハヤシ先生の便宜で 2ヶ月という目安の 訳あり入院なので 私は焦りと申し訳無さで 体調を崩し 頓服を飲んでは寝る。 施設にも行かなくなりました。 更に同期の仲間が 続々退院していきます。 おめでたいことですが 寂しくて寂しく... 続きをみる

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  • 入院生活 その8

    引き続き 認知行動療法について書きます。 その前に 入院中 私が外せなかった時間 午前中の ラジオ体操と転倒防止体操についてです。 残念ながら 患者さんには 鬱も抱えていらっしゃる方も多いせいか 人気ないんですよ‥ 男子病棟の食堂前で 行われるのですが いつも5.6人といったところです。 女性は大... 続きをみる

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  • 入院生活 その7

    今日は認知行動療法プログラムに ついて書いていきます。 入院時に 入院中の治療法なるものが 書かれている カルテのようなものを 渡されます。 私の場合は 基本は施設 自助グループへの通所 これらは病院外での プログラムです。 病院内では土日祝日以外は 毎日院内で様々な 行動療法プログラムが 行われ... 続きをみる

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  • 入院生活 その6

    入院が2ヶ月を過ぎると どういう計算の元なのか 説明出来なくて 申し訳無いのですが 生活保護費の支給額が ひと月辺り 数千円になってしまいます。 入院中は 三食食べる事も出来るし 寝る場所も有ります。 私には住居がないので 家賃も必要ない。 理に適ってはいます。 困るのは施設へ通う為の 交通費が無... 続きをみる

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  • 入院生活 その5

    入院中は 3回の食事と入浴以外は 特にすることはありません。 認知行動療法プログラムに ついては この先書きたいと思っています。 18時の夕食後 21時の就寝時間までは 食堂でテレビを観たり 雑談が娯楽という感じです。 ガッチャン部屋の患者さんは 少し早めの20時には部屋に戻されます。 若い子との... 続きをみる

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  • 入院生活 その4

    待ってました! 同志よ! 覚醒剤依存のRちゃん 30代前半で タレントさんのように 綺麗な彼女は とても覚醒剤依存には見えません。 Rちゃんと頻繁に 話をするようになったお陰で 私の記憶力も少し良くなった気がします。 Rちゃんを皮切りに 色々な患者さんと接するようになり いつからか長テーブルひとつ... 続きをみる

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  • 入院生活 その3

    食堂で食事を摂るようになり どんな方が入院しているのか 気になりました。 食堂には 20名くらいの方が集まります。 看護師さんから 何となく座る席が決まっています。 と言われていたので 揉め事にならぬよう 私は同世代の女性の前に空席が あったので 「ここに座って良いですか?」と お声をかけた所 空... 続きをみる

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