依存症の仲間と共に

薬物アルコール依存症。境界性人格障害。解離性障害。養子縁組。

入院へのありがとう! その2

入院中1番お世話になったのは

看護師さん達です。


依存症病棟2B

外科でも内科でもない。

特殊病棟。


精神病院で

薬物依存症科がある病院は

少ないです。


私は精神科

(メンタルクリニックを含む)への

通院歴はおよそ20年

(通院していない時期もあります。)

何回転院したかさえ

忘れてしまいました。


(覚醒剤使用歴があります。)

実際は使用中でしたが‥


「うちの病院では診られません。」

診察拒否されてきました。


2011年に境界性人格障害の

診断を受け治療を始めましたが

しっくりこなくて

そこでも治療をやめました。


パパへの暴力が止まらないのは

境界性人格障害の症状だと

思っていました。


たまたまネットで

薬物をやめられないのは

薬物依存症という病気で

薬物依存症科があるという事を知り

この病院にかけてみよう。


そして出会えたのが

ハヤシ先生でした。


ハヤシ先生は

薬物依存症のパイオニアです。


看護師さん達の

薬物依存症科の経歴は

わかりませんが

大変な労力が必要だと思います。


午前中は普通病棟と同じように

血圧や脈拍を測ったりもします。

それ以外には

フラッシュバックなどで

暴れたり倒れたり

暴言を吐かれる事もあります。


服薬の管理

病棟の扉の施錠の管理

この辺りは普通の病棟と

異なる大事な事です。


夜中に不安定になり

眠れない患者さんの

話相手もします。


忘れられない出来事があります。


私が長い入院生活に

打ちひしがれハヤシ先生に

生きて行くのが辛い。

と泣きついた翌々日の朝です。


担当看護師さんは

毎日変わります。


その日N看護師は

私の担当ではないのに

朝私のベッドにやって来ました。


私の両手を握り

「高見沢さん。良かった‥

私ね昨日休みだったんだけど

一昨日高見沢さんが

ハヤシ先生と話をしている事が

気になって

どうか高見沢さんが

死なないで病院にいますようにって

祈っていたの‥


医療従事者として患者さんに

感情移入してはいけないのだけど

本当に居てくれてありがとう。」


N看護師の目には涙が‥

私は泣いてしまいました。


生まれた事の意味が分からず

沢山の人達に迷惑しか

かけてこなかった私が

生きている事を

N看護師は

(ありがとう。)と言ってくれました。


N看護師さん

依存症には完治はありませんが

やめ続けるために

仲間と共にこれからも頑張ります。

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