依存症の仲間と共に

薬物アルコール依存症。境界性人格障害。解離性障害。養子縁組。

退院まで その6

パパが住居契約金を

用意しなければ

私の退院の日は

見えません。


それまでの時間

私がするべき事は

施設 自助グループに通い

認知行動療法への参加です。


私より先に

たくさんの仲間達が

退院して行きました。


この頃

良く連んでいたのは

大漢のS トラブルメーカーR

自傷のHです。


古株の私は

人好きなので誰とでも

話をする事が出来ます。


たまーに灰汁の

強い方が居ますが

不思議なことにそういう方は

私に話掛けてきません。


普段の人間関係に置いても

私は根っからの

悪人とは縁がありません。


唯一誇れること。

私は素晴らしい友達に

恵まれている事です。


自傷のHは30歳前半

彼女は人付き合いが苦手で

私と2人きりなら大丈夫なのですが


SやRと居る時は

どこかに行ってしまいます。


ちょいとクセのあるYさん

セレブな女性です。

Yさんは

いつも自慢話をしていました。


外出 外泊の時には

何処へ行くのか?と

思ってしまうような

質の良いスーツやワンピース

金の時計にハイヒールを

履いて出かけて行きます。


皆んなはドン引きでした。


彼女が話掛けてくれるので

Yさんに興味津々の私‥


「Yさんって

お金持ちのお嬢様だったでしょう?

ご主人は会社経営とかですよね?」

質問します。


髪をかきあげながら

「そうなの。」話始めました。



これは嫌味でも意地悪でもなく

私は貧乏家庭の育ちで

学歴もないのが

本当にコンプレックスで


子供の頃から

お金持ちの人が羨ましくて

そういう話を母に言っては

キレられていましたから


お金持ちの話を聞くことは

私に

想像力と夢を与えてくれるのです。


私も変わってますね。笑

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