依存症の仲間と共に

薬物アルコール依存症。境界性人格障害。解離性障害。養子縁組。

入院生活 その5

入院中は

3回の食事と入浴以外は

特にすることはありません。


認知行動療法プログラムに

ついては

この先書きたいと思っています。


18時の夕食後

21時の就寝時間までは

食堂でテレビを観たり

雑談が娯楽という感じです。


ガッチャン部屋の患者さんは

少し早めの20時には部屋に戻されます。


若い子との雑談は楽しい!

自分も同じ年齢になった気がします。


皆んなとは色んな話をしました。


私が驚いたのは

依存症には

高学歴の子が多かったことです。


私は年代のせいか

ヤク中やアル中のイメージは

学校にも行かず

非行歴や反社で

まともな就労歴もなく

社会から爪弾き扱いされて来た

人間がなるものだと思っていました。


それが皆んなと話していたら

私学の一貫校やら

不登校だったけれど

その後

大検を取得したりしています。


ある日

「私は学歴無いのが

コンプレックスだから羨ましいなぁ‥」

と言ったら

Rちゃんが

「関係ないよ。結局今いるとこ

ここじゃん。(病棟)」



他の皆んなが

笑いながらウンウンと

同意してくれました。


因みにRちゃんは見かけによらず

刺青を入れていますが

大検を取得しています。


高学歴の人に共通していると

思った事があります。


親の過干渉。


ある日

20代前半のKちゃんが

外出で家族とお母さんのお友達と

ぶどう狩りに行って帰院した夜


皆んなでお土産のぶどうを

頂きがら話していた時に

Kちゃんが

「りょさん これ見てください。」

とスマホを渡して来ました。


「見ていいの?」


Kちゃんのお母さんからのLINEです。


(K 今日はいい子でいてくれて有難う。

ママは嬉しかったです。)

何と言って良いか

言葉が見つかりませんでした。


「お母さんこんなんなんです。」




私は皆んなに

こんな事を聞いてしまいました。


「親のこと信頼してる?」


全員がクビを横に振りました。

私もなるべく

母とは関わりたくないです。


高齢なので安否確認のつもりで

3カ月に1度くらい電話をするくらいですが

話した後掛けなければ良かったと

毎回思います。


私が地元を離れて

2回会いに来ましたが

食事をしてお茶をする。

時間にしたら2時間が限界でした。


ハヤシ先生の治療は

依存症の患者を

家族や配偶者から自立させます。


一緒にいる事は

共依存と言う関係になり

治療の妨げになります。


共依存は

愛情という名の支配=自己満足

共依存者は

相手から依存されることに

無意識のうちに自己の存在価値を見出し

そして相手をコントロールし

自分の望む行動を取らせることで

自身の心の平穏を保とうとします。


Wikipedia参照

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