依存症の仲間と共に

薬物アルコール依存症。境界性人格障害。解離性障害。養子縁組。

息子と‥ その2

ある晩

いつも通り遅い息子との夕食の時間


「ひーくん

話したいことがあるんだけど‥


「ひーくんは

お父さんの顔も知らなくて

お母さんは自分の勝手で

ひーくんをおばあちゃんに預けて

ひーくんを育てなかった。


母親らしいこと何もしなかった。


その事で

ひーくんが辛い思いをして

学校で嫌な事があったと思う。


今更謝って済むことじゃないけど

ごめんね。」


「母さん

俺は母さんがいないから

辛いと思ったこともないし

嫌な目にあったこともないよ。」


私を気遣っての言葉です。


本当に優しい子なんです。

こんなに立派に

育ててくれた事だけは

母に頭が上がりません。


息子には

週末に会いに行っていました。


小学3年生の頃だと記憶します。


「お母さん!

今日僕んち泊まってく?」


小学生の息子にとって

自分の家に

週末にやって来る母親は

僕んちに泊まる人です。


そう言わせてしまう因は

自分が作ったことです。

痛かったです‥


「うん!泊まっていい?」


母ともめて2年ほど

帰らない時期が何度かありました。


その期間息子が

母親が何故来ないのか

何を思っていたのかは

わかりません。


母親失格です。

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