再会 その4
私と店長は
私の部屋で一緒に暮らすことに
しました。
店長は
家財道具を全て
リサイクルショップに
出しました。
以前
ミクに怪我をさせてしまった時に
部屋に上げてもらった際
かなり上質な家財が揃っていた
記憶があります。
店長に
冷蔵庫や洗濯機は綺麗に掃除をして
家具も磨いたりした方が
買取価格も良くなるからね。
とアドバイスしました。
店長が私の部屋に
持ち込んだ荷物は
小旅行かと思うくらい少なく
笑ってしまいました。
ミクは店長の事を
名前の
◯◯◯◯と呼んでいました。
私は今まで
「ねぇ。」と
呼んでいました。
「ねぇ、
お母さんから
何て呼ばれてるの?」
「やっちゃん‥だな。」
「やっちゃん!」
私はそう呼ぶことにしました。
ちなみにやっちゃんは
私のことをずっと
「あなた」と言っていました。