依存症の仲間と共に

薬物アルコール依存症。境界性人格障害。解離性障害。養子縁組。

お節介な私 その2

SとRと私はハヤシ先生の

患者です。

私は入院が長くなってしまい

沢山の仲間が退院していった後

最後はこの3人で居る時間が

長かったです。


私は居宅といって

生活保護を受けながら

独り暮らしの家捜し

Sは遠方の施設へ

行くことが決まっていました。


Rだけが仕事もしていて

息子さんとワンちゃん二匹と

生活しています。


Rは17歳で覚醒剤を覚えて

売人までしていました。

20歳の時に妊娠。

ご主人は懲役。

お子さん二人を育てるために

覚醒剤を止めようと

お酒に移行したら

アルコール依存症に

なってしまいました。


30歳で糖尿病に罹患

お酒を止めないので

体はボロボロです。

解毒入院をしても

ハヤシ先生の言うことを

訊きません。


勝手に家に帰ってしまうし

抗酒剤も頑なに拒否をして

服薬しません。


何よりも被害妄想が酷いんです。

覚醒剤を止めても幻覚幻聴が

止まらない人が居ます。

覚醒剤精神病です。


R は恐らくそのレベルです。


お酒を止めればかなりよくなる

と思うのですが

止められない。


病院から施設や自助グループに

行く私を見て

「私もりょうさんみたいに頑張る。」と

初めて円満退院をしました。

嬉しかったです。

何とか施設や自助グループに

繋がらないかと思っていました。


しかし現実は

飲んで電話を掛けてきて


りょうさんはハヤシ先生に

好かれていいですね。


本人はハヤシ先生に

雑に扱われていると 

思い込んでいます。


糖尿病だから

楽しみが何もない。


何よりハヤシ先生を

信用出来ないといいます。

(外来には来るので 

口だけかと思います。)


ある晩

「りょうさん

私本当は生きたいんです。」

こんな事言われたら

ほっとけないじゃないですか…


私に出来ること…

自助グループに

誘ってみたりしたのですが

酔ってるから

いつまで経ってもスルーです。


ハヤシ先生からは

「貴女に

出来ることは祈る事だけだよ。」


施設長からは

「人を変えようとしてはいけない。」


私も薬物依存症当事者でした。

無力なのです。


Rが底をついて困らない限り

施設にも自助グループにも

繋がらない。


とにかく

お酒だけは止めて欲しい。


ちょいちょい恨み節の

LINEが送られてきます。


貢がされ私を捨てた男を

殺したい。


私を薬中にした先輩を

殺したい。


わからなくもないので

スルーしていましたが

ある晩


誰でも良いから殺したい。

とLINEがきました。


私はボーダーのターゲットの

パパには発狂しますが

普段怒ったり

それで相手を 

嫌いになったりしません。


R の息子さんは学生の頃

集団暴行にあい内臓破裂

ICUで生死をさまよった

らしいです。

Rはこの時の事が

フラッシュバックします。


その時もフラッシュバックしたのか

解離したのかもしれませんが


私はこんなLINEを送ってしまいました。

息子さんが面識ない人に

殺されたらどう思うの!?

そういうLINEは

やめてくれないかな…


その返信は

わかりましたよ。

ブロックしてください。

だけどりょうさんも同じ事

いいますよ。


完全に被害妄想です。


それから連絡をとりあうことは

なくなりました。


でも私はRをブロックには

していません。

困ったり辛いときに

連絡をくれるんじゃないかと

思っているからです。


以上の事をSには

まだ知らせていませんが

Sからの(Rをお願いね)を

きっかけに

LINEをしてみました。


相変わらず酔って電話が

かかってきました。 

私からの連絡に

涙が出ます。と泣いていました。


ただ人を信用しようと

しないところは

全く変わっていません。


今Rは腎臓を患っています。

このままでは死んでしまいます。


祈ります

×

非ログインユーザーとして返信する