それから2.3日後に

店長と居酒屋に行きました。

私が働くキャバクラグループは

営業終了後

送り希望のホステスさんを

男性スタッフが車で送ります。

方角によって

3台ほどの車で送っていたと思います。

店長から

送りが終わって

売り上げ金を事務所に

持って行ったら連絡すると

メールがありました。

時間にしてそこそこ待ったと

思います。

その時

私はきっと浮かれていたはずです。

お店での禁止行為を破ること

店長から特別扱いされた気がしました。

店長は8つくらい年下でした。

若いキャバクラスタッフは

どこかチャラかったり

ホストくさいタイプが多いと思います。

勿論真面目な方もいます。

この店長は有能なだけに

知的でクールでした。

それから毎晩

私は店長の業務が終了するのを待ち

私のマンションの下

店長の車の中で

１時間程色々な話をするように

なりました。

店長は既婚者でした。

しかし嫁が出て行ってしまった。

と聞いていました。

私は理由を聞きませんでした。

店長も言いませんでした。

私は部屋に誘うことをせず

店長もそれを望んだりしません。

毎晩毎晩会うことで

お互いが惹かれて行くのが

苦しいほどわかるように

なりました。

そんな夜が1ヶ月ほど続き

お互いキスをしたい気持ちが

高まりました。

禁断の恋‥

2人は頰と頰を合わせたまま

たかがキス

されどキス

中学生でもあるまいに

頰と頰を合わせたまま

どれだけの時間が経ったのでしょう。

熱い熱いキスをしました。