怒りと囚われ その4
私は兎に角よく泣きます。
虐められたとか
叱られたという事ではなく
怒りと生き辛さです。
外来の日は
入院仲間に再会したり
お世話になった看護師さん
偶然うちの施設にお試し通所で
やって来た仲間が
口を揃えていいます。
「元気になりましたねー!」
中には
「失礼ですがいつも泣いていましたよね‥」
確かに泣いていました。
そんなに酷かったのか?
スタッフに聞くと
1人暮らしが始まったばかりの時も
「パパが居ないから寂しい‥」
ピーピー ピーピー
泣いていたようです。
記憶にないです。
「先生
私 50も過ぎてビービー泣いて
恥ずかしいです。
どうしてこんなに泣くんでしょう?」
「小さい頃に泣かなかったからだよ。
泣かせて貰えなかったからだよ。」
私は固まりました。
頭に幼少期の自分を
映し出しました。
母に叱られている
子供の私
泣けば余計に怒鳴られ
叩かれる。
私は泣きそうな顔を
していますが
涙は流していません。
妄想かもしれないです。
でも
泣いたら叩かれる。
子供ながらにして
怖くて泣けなった。
余りに時が経ってしまったし
母に虐待を否定された日から
母への思いは無なので
自分で真実さえわかりません、
そこでもう一つ
思い出した事があります。
つづく