依存症の仲間と共に

薬物アルコール依存症。境界性人格障害。解離性障害。養子縁組。

0からの転機 その2

ハヤシ先生の外来です。

パパも一緒です。


「先生

父の仕事の都合で◯◯に

引っ越す事になりました‥」


「えーっ!

治療どうするの?

施設に通えないじゃない?」


( ‥ )


「お義父さん

今 通院 通所を止めてしまったら

今までの治療が無駄になります!


りょうさんの

治療は生活保護を受けて

続けましょう。」


薬物依存症科という専門科での

治療が初めての私は

ハヤシ先生の

患者への熱意に魅せられました。


この時で治療が始まって

3年が過ぎていました。


生活保護を受けるためには

1人で自立しなければ

行けません。


それは

パパと一緒に暮らせなくなることを

意味します。


パパと家族になって4年‥


私は15歳で母と離散。

18歳で元亭主と離散。

息子とも一緒に過ごす事が出来ない。


今度は養父であるパパと離散。


一家離散の宿命という罰と

生きていくしかないようです。


迷いました。考えました。


パパは

私の病気を治す事を

最優先にした方がいいと思ったようです。



まだ

ボーダーが強い私は

パパに見捨てられる。

何もない私に用はない。

コイツは私と離れられて

お荷物が無くなり清々するんだ!


未だに

こうして人を恨む事しか

出来ません。



パパは必ず仕事が上手く行く日が来る。

時が来ればまた一緒に生活出来る。

今まで一緒に生活をしてきて

まだ俺を信じられないか?


散々利用されて

私から奪うものはもう何もない。


施設のスタッフも

お義父さんとは離れた方がいい。

再び区役所に

相談に行きました。


生活保護は認定されれば

入居費用も支給されます。


然し

パパのマンションに

問題がありました。


パパは会社の債務整理後

全くお金が無くて

レンタル倉庫で生活していたそうです。


知人が見兼ねて

空いてる部屋があるからと

ご厚意で今のマンションで

暮らし始めたのですが

知人の物件なので

契約を交わしていません。


更にそのマンションは

現在は

一棟ごと売却され

大家さんが変わり

揉めたようですが

新規契約していません。



生活保護を受給するためには

現在住んでいる住居の

誓約書のコピーが必要で

それが無いのが理由で

入居費用の受給が

認定されないと言われました。


パパが

入居費用を用意出来るまで

ハヤシ先生の便宜で

入院をすることになりました。


入院期間は2ヶ月です。

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