依存症の仲間と共に

薬物アルコール依存症。境界性人格障害。解離性障害。養子縁組。

施設 その4

まだこの頃の記憶が曖昧です。


そんな中地元に帰る機会が

ありました。

お金はパパさんから頂いた

お小遣いを貯めてあったんだと

思います。


マドカにも本当の事は話せず

アルコール依存症のことだけしか

話しませんでした。


嘘を付いてしまいました。

嫌われるのが怖かった。


私は狡い臆病者です。


アルコール依存症の事を

マドカは理解してくれました。


私はハヤシ先生から言われた

自助グループに行くことにしました。

自助グループは全国にあります。


細かく分けると薬 アルコール

ギャンブル 借金癖のグループ等が

あります。


薬のミーティングにはアルコールの方も

来ています。

病院や施設では

アルコールも薬物とみていて

薬の自助グループに行くことは

間違いではありません。


マドカにミーティングに行って見ると言って

運営先に連絡をして

会場の場所

始まる時間を確認しました。


マドカが車で

最寄りの駅まで送ってくれました。


この時まで本気で行くつもりでした。


ところがマドカと最寄りの駅で別れた後

私は何と薬の売人に電話をかけて

待ち合わせをする為に

自宅の方に戻ってしまったのです。


どうしてあんな行動を起こしたのか

わかりません。


自助グループに行くのが嫌だった訳では

ありません。

強いて言い訳をすれば

知らない人達の輪に入るのが

怖かった。


自宅に帰る前に

薬が切れた後は動けないので

飲み物や食べやすい食料品を

買って準備万端です。


間も無く売人と接触して

薬を手に入れました。

久しぶりに使った薬で

体は軽くなり頭がスッキリしました。


然し

それは最初だけで

その後は罪悪感に苛まれるばかりです。


何も楽しくないです。


でも使ってしまった。

炙りの効果は長くは効かないので

だいたい15分おきに炙り続けます。

余談になりますが

ヒイくんだけには絶対に

知られたくないので

こんな行動をしていました。


うちのトイレはリビングの扉を開け

ヒイくんの部屋の隣にあるのですが

音を立てる事に神経質になり

自分の部屋にバケツを置き

そこに用を足していました。


薬で眠れない私は

また反省文 遺書めいた事を書き出します。


何をやっているんだろう。


せっかく

いい主治医に出会えて

施設も楽しくて

何とか1か月近く薬を断つ事が出来たのに‥


めそめそと泣くばかりです。


高い無駄金を払い

何で辛い思いしなきゃいけないんだろう。


マドカへの裏切りが

情けなくて仕方ないです。

自分を許せません。


本当‥死んでしまえばいいのに‥

生きてる事が図々しい。

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