依存症の仲間と共に

薬物アルコール依存症。境界性人格障害。解離性障害。養子縁組。

施設 その3

朝のミーティングの流れが

少しずつわかるようになった気がします。


午前中のミーティングでは

司会者(当事者)の進行と共に

施設の存在意義

何故プログラムの効果があるのか等が

記載された冊子の読み合わせ


更に365日分の書籍から

その日の文献を読みます。

何故依存症になり

誰に迷惑をかけ何を失い

この先

どう生きて行くべきか?


その後その日の

テーマを決めて1人ずつ話をします。

テーマと関係ない事でも良いです。

パスもありです。


そして大切なのは

人の話に否定も肯定もしては

いけない事です。


言いっ放し聞きっぱなしです。


このミーティングで私が得たことは

苦しんで生きてきたのは

自分だけではない。


私よりも凄惨な生き方を

余儀なく過ごして来た仲間

(施設では皆んなの事を仲間と

いいます。仲良くなっても連絡先交換は

特例な場合以外は禁止です。)



トラウマに囚われ泣き出す人もいます。

私もよく泣きました。

どこからともなく

ティッシュボックスが渡されてきます。


午後からは

日替わりでいろいろなことをします。

週1回のホームミーティングで

何をしたいかを皆んなで決めます。


私のお気に入りはヨガでした。

インストラクターの方も当事者です。


月に1回は外に出掛けて

BBQやカラオケに行ったりもします。


生まれ月には

誕生日会もしてもらえます。


私は母が家に人を呼ぶ事を

忌み嫌っていて

誕生日会をしてもらった記憶がありません。


だから誕生日会は大変嬉しい事でした。


逆にしてもらった事がないから

してくれなくていいです。

と断った子がいました。

余程 辛い過去があったのでしょう‥



施設はNPO法人で

行政からの補助金

団体 個人様からの献金

プログラムの手芸で作った作品を

バサーで販売して得た売り上げ金等で

運営しています。


カトリック教会では

依存症患者に寛大で

献金やバサー等でもお世話になっています。


月に1回お掃除をさせてもらっています。

毎回

お茶とお茶菓子を用意してくれていて

どっちがボランティアかわかりません。


帰りは見えなくなるまで

ずーっと手を振って見送ってくれます。

いつもありがとうございます。

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