依存症の仲間と共に

薬物アルコール依存症。境界性人格障害。解離性障害。養子縁組。

施設 その2

パパの収入が相変わらず

不安定なせいで

交通費やお昼ご飯のお金が無いから

毎日施設へ通う事は

簡単ではありませんでした。


行けば楽しい。

なのに

本当に皆んなの輪に入れない。


どうしたことでしょう‥

強いて言えば年齢層?

30歳から30代後半が多かったと

思いますが

10代20代とは違いますから

然程気になる年齢差でも

ないと思います。


1人同じ年齢の女性がいたのですが

私は薬を止めたばかりで

施設当初の事も記憶が曖昧です。


ある日

転機が訪れました。

本棚に分厚い漫画を見つけました。


私は子供の頃から

余り漫画は読んでいません。

そんな私が魅了された漫画‥


その漫画は

楳図かずおさんの

(漂流教室)です。


これが何だかわかりませんが

ツボに入り私は続きが読みたいがために

通い詰めるようになりました。


‥スタッフ後日談になりますが


スタッフは今までの統計上

私は施設に繋がらないと思っていた

そうです。


そんな私が何とか

施設に繋がるよう

いろいろ話掛けてくれたようですが

余り良い反応はなかったようです。

それらも記憶にないです。


特に無愛想にしたつもりも

ありません。


おそらく

処方薬の作用もあったかもしれません。


そんな私が

(漂流教室)の続きを読むために

通い出した。


間も無く(漂流教室)を読み終わる頃


スタッフは2名なのですが

その1人の前職が図書館の職員です。


私が読み終わってしまったら

施設に来なくなるんじゃないかと

いろんな本を置いてくれたらしいのですが

私は見向きもしなかったそうです笑


そして 長編3巻読み終わりました。


(‥!!)


何と私は2クール目を読み始め

施設にも通い続けます。


この話は今でも面白可笑しく

語り継がれています。


何がきっかけで繋がるかは

人それぞれです。


薬物事犯の裁判で施設に通う事が

情状酌量になったりします。


刑務所の刑期を終え

保護観察中に施設へ行くことが

条件だったり


そういう人は


行かされてる。感があるでしょうか


残念ながら

来なくなってしまいます。

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