依存症の仲間と共に

薬物アルコール依存症。境界性人格障害。解離性障害。養子縁組。

遁走 その12

ケイスケさんは知識が豊富で

話し上手で一緒に居て

飽きません。


仕事柄色んな国に

行っているので

旅行好きな私は

羨ましい限りです。


仕事に行くのが嫌になっている

自分が居ました。


ケイスケさんの家に来て

1週間ほど経ったころ

私は抱かれてもいいと思っていました。


どんな流れだったか

忘れてしまいましたが

私とケイスケさんは

一線を超えました。


正直言って

良いものではありませんでした。



ケイスケさんは何も悪くありません。

私の性に対してのトラウマです。


逆にケイスケさんは

女性が好きだと思うので

つまらない女だと思わせて

しまったかもしれないです。


ケイスケさんが

仕事で留守になるまで

後数日‥


ケイスケさんが今まで

中心にして来た仕事の話を聞きました。


立派な仕事です。


私は学歴もなく

大きな企業や団体に属したことが

ありません。


しかし

そういう世界で理不尽に

お金や人事が動く事実があること

それらが否めない事くらいは

わかります。


ケイスケさんは

曲がった事や狡い事が嫌いです。


(出る杭打たれる )


干されてしまいました。


それなら自らで‥と

再建の為

お金の工面に奔走します。


お母様には億単位の金額を

出資してもらっています。


熱い性格なので

気づいた時には

会社は大変な事になっていたようです。


私にはわからない

大人の事情。


今は大変かもしれないですが

私はケイスケさんの

生き方の方が人間味があって

立派だと思いました。


薄汚い生き方をしてきた

私の方が恥ずかしいです。


ケイスケさんが

仕事で留守になるまで後数日‥


私はきっと寂しさから

目一杯仕事に行くでしょう。


しかし

ケイスケさんに抱かれてしまった事で

再び私の中のモンスターが

目を覚ましてしまいました。

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