依存症の仲間と共に

薬物アルコール依存症。境界性人格障害。解離性障害。養子縁組。

遁走 その2

毎度のことですが

何の計画性もなく

取り敢えず私は目的地に向かいました。


先ず何をしたらいいのか?

わかりません‥


結局はお金なのです。

そして

学歴もない。

今回は住居もない。


行き着く先はまた

風俗店です。


以前勤めていたお店の系列店が

あるので

そこへ行ってすぐに仕事を

入れてもらいました。


夜10時頃で上がって

ホテルに戻る途中の出来事です。


男が携帯で大きな声で

怒っているようです。

「何で俺がアイツらに

絡まれなきゃいけないんだよ!

俺はアイツらを殺してやる!」


私は信号が赤だし

様子を伺っていました。


すると

男が私の方に突進して来ました。


私は固まってしまいました。


息がかかるほど近くで

男は私にこう言いました。


「殺してやろうか。」


そして

交差点内をあっちこっち移動して

色んな人に話をかけています。


おそらく同じ事を

言っているのだと思います。


私はしばらく動けませんでした。

我に返ってホテルに帰らなきゃと

また歩き出しました。


間も無く

パトカーが4.5台やって来ました。


それを遠くから見ていた私は

死んでもいいと思っている自分が

「殺してやろうか。」

殺してくれたら良かったのに‥


でも

本当は怖かったこと。


そんな事を思いながら

ホテルに帰りました。


移動と初日からの

仕事で疲れていました。


話す相手もいない‥


お風呂に入って

お酒を飲んで寝ました。


明日も午前中から仕事です。

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