生き辛さから逃げる その11
ヒロは大麻を持って
やって来ました。
私には自分で購入した
危険ドラッグがありました。
危険ドラッグは
ジャンキーの間で
一代ブームを巻き起こしました。
違法性がないので
警察に捕まらない。
そして安価な事が理由だと思います。
表向きは雑貨店のようなお店で
普通に販売していました。
私も足繁く買いに行って居ましたが
中学生らしき少年グループを
よく見かけました。
その後
ネット販売でカード決済もでき
宅配サービスまで始まりました。
ヒロは
「そんな訳のわからないものは
やめとけ!」
と大麻を勧めて来ました。
ヒロの言うことが後に
正解だと知りました。
唯
私は大麻の匂いが苦手で‥
大麻は詳しくないのですが
私はアッパー系の
ドラッグが好きで
大麻はダウナー系です。
危険ドラッグのハーブには
アッパー系があったので
自分のものを使いました。
初めてのキメセク。
それ以前に久しぶりのセックス。
幾ら元彼といえ
恥ずかしい‥
‥くない。
私は自分も知らない
大胆な女になっていました。
そして
ヒロに恥ずかしげもなく
あーしてこーしてと
言っていました。
ヒロは果てた後
「昔のりょうより
めちゃくちゃ良かった。」
と言いました。
マイの言った通り
キメセクは物凄く
気持ちが良かったのは
確かでした。
唯
2回目は無いだろうと
思いました。
何故だかは
わかりません。
怖くなったのでしょうか?
その想いは
予告だったのです。
このくだらない行為で
私は大変な天罰が下されることに
なるのです。