同棲 その8
やっちゃんは
仕事をするようになってから
毎月生活費を入れてくれました。
私は恥ずかしながら
学歴がありません。
やっちゃんは高校中退です。
しかし
努力家です。
やっちゃんはショートスリーパーで
仕事から帰ると
4時間くらい寝て
英会話スクールに通っていました。
それと
相変わらず図書館に行って
本を借りてきては
読書を欠かしませんでした。
一方私は
幼少期に容姿の事で
母から酷い言葉を浴びてきたので
自己肯定感が大変低いです。
軽い醜形恐怖症だと
思います。
この小説では
特に重点的な事ではないので
余り触れてきませんでしたが
知識が無い人には
バレない程度の
美容整形をしています。
しかし
尋常じゃないと思う点は
例えば
「鼻ちょっと曲がってない?」
と言われたら
その日のうちに美容外科に
予約を入れて
「最短で空いてる日に
手術お願いします。」
こんな感じです。
太ることへも恐怖感が
強いので
ジムに行く事を欠かしません。
やっちゃんと
すれ違いの生活。
それでも
やっちゃんの配送ルートで
15分くらい
携帯で話せる時間があって
その時間だけは
寂しがりの私も
安心出来ました。
そして朝起きたら
やっちゃんの食事を
作ることが幸せでした。