依存症の仲間と共に

薬物アルコール依存症。境界性人格障害。解離性障害。養子縁組。

境界性人格障害 その6

ある晩

部屋の片付けをしていました、


パパのデジカメがありました。


デジカメは海外の仕事の記録を残すために

必ず持って行くものです。


私は写真を見せてもらったことも

あるので

暇つぶしに電源を入れて

見始めました。


まぁ今まで記憶にある写真です。


‥紅葉??

見たことのない景色です。


そして

金髪のロシア人のお姉ちゃんが

笑っています。


然も

私の車の助手席にて‥


その後もパパとのツーショット写真。


これって普通の人でも

気分悪くなりますよね?


私は病気です。

特に怒りがコントロールできない

病気です。


先ずは家中をめちゃくちゃに

散らかしました。


カメラを破壊しなかったのは

仕事の記録もあるので

ここは娘心です。


パパの帰りを悶々と待ちました。


疲れてお帰りです。


「テメーッ馬鹿野郎!!

舐めてんのか!!人の車で何をチャラチャラ

しとるんじゃ!!」


殴る!蹴る!

私の必殺技は頭突きです。


「お前がねーちゃんとチャラチャラする為に

車持って来たんじゃねーぞ!」


パパの言い分‥、

パパが毎年依頼される仕事で

ロシアの某イベントがあります。


パパは日本代表の責任者です。

ロシアのねーちゃんは今年の通訳で

そのご機嫌取りで紅葉を見に行った。


何故隠す。何故言わない。

私が怒るから。


私は大変勘が良いです。

パパは脇が甘い。

そういう事何回もあって私が怒るから?


だから

話さなきゃいけないと

どうして学習しない。


「正座しろ!謝れ!」


パパは言う通りに正座をして謝ります。


鬼女になった私を止める事は

出来ません。


私は最後の最後に

足で頭を踏んづけます。


酷い。やり過ぎだとわかっています。


嘘を吐かれたり隠し事は

私にとって裏切りです。

自分が見捨てられる。恐い‥

恐いは怒りに変わる。

それが

私の病気の症状です。


そして

事が落ち着くと泣き出します。

自己嫌悪で死にたくなります。


この日私は

これから一生紅葉は見たくない。と

思いました。

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