依存症の仲間と共に

薬物アルコール依存症。境界性人格障害。解離性障害。養子縁組。

息子と‥ その4

息子が父親に会いたいと

願う時が来ました。


本当はずっと願っていた事でしょう。

私に言えなかっただけだと

わかっています。


父親は元々は

若い頃の遊び仲間です。

父親と同じ中学の同級生

私の先輩にあたる人とは

今でもたまに話をします。


私の元から失踪してから

地元では誰とも付き合いは

なかったようです。


まぁ

私と息子と

あのような形で

終わったのですから

地元に行く事も

仲間に会う事も出来なくて

当然でしょう。


私が25歳くらいの頃

父親の親友から突然電話があり

彼が自殺未遂をした。

私と話したいと言っているから

変わります。と言われました。


「りょうとひーくんには

本当に悪いことをしたと思っている。

本当に申し訳ない。」


今更謝罪されたところで

何も変わらない。


私は彼の言葉からは何ひとつ

汲み取れることがありません。


その後

私の友人が覚醒剤で逮捕され

面会に行った事がありました。


その友人の担当刑事が

家にやって来ました。

私の事も疑っていたんだと思いますが

その頃はシロです。


雑談をしていた流れで

ひーくんの父親を

覚醒剤で逮捕した刑事だとわかりました。

2度目だったこともあり

刑務所に服役になっていたようです。


私から逃げて

ひーくんを捨てて

その後

彼がどんな人生を送っているのか

わかりませをんが


取り敢えず

色んな仲間に

息子に会わせたいからと

情報協力のお願いをしました。


覚醒剤絡みで何か知っていそうな

先輩にも相談したところ

「知らない方がいいかも

しれないよ。」と

意味深な事を言われたりもしました。


そして

トモヒコ(反社会勢力の親友)の口から

大変な事を聞くことになりました。


その晩は

トモヒコんちで5人の仲間と

宅飲みしていました。


私とトモヒコは

他の仲間が来る前に

ハーブをキメていました。


ひーくんの父親の話になりました。

その時居た仲間は全員

ひーくんの父親を知っています。


トモヒコが

「ハッ‥

バラバラ‥バラバラ‥

俺らぁはプロだ。

魚のエサ‥」


トモヒコはかなり酔っていました。

この話の信憑性は

わかりません。

トモヒコのいつもの

ジョーダンかもしれません。


然し

この発言に

私は怖くも驚きしませんでした。


そんな終焉を迎えても

おかしくない男ですから‥


私はトモヒコの言った事が

事実だと思い

息子には話さず

墓場まで持って行こうと決めました。

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