依存症の仲間と共に

薬物アルコール依存症。境界性人格障害。解離性障害。養子縁組。

生き辛さから逃げる その5

あの頃は

フリーのお客様が

沢山来店されたので

指名が取れない私でも

稼ぐことが出来ました。


最後までやるやらせろの

攻防で

再びメンタルが

おかしくなっていきました。


でも

お金のパワーに負けてしまう。


1店舗で一気に稼いで

しばらく休む。

という生活をしました。


そんな頃に出会ったのが

サカイ君です。


サカイ君は私が働いていた

デリヘルと提携していた

デリヘルのオーナーでしたが

お店を閉めたようで


同じ歳だし

お酒が好きで

よく我が家で宅飲みしました。


サカイ君は

若い頃会社の経営で

成功したのですが

会社の人に

お金を持ち逃げされてしまいました。



見かけはいかついですが‥笑

持ち逃げの事で

その人を悪く言ったり

恨んだりしていません。


そして

とても優しくて

気が使える人です。


私の病気の事も

理解してくれました。


その頃

私は薬とお酒の離脱で

(アカシジア)という副作用が

出るようになりました。


身体中がムズムズして

じっとしていられなく

大変不快です。


サカイ君の家から

私の家まで45分くらいですが

私から誘っておいて

サカイ君は我が家に

向かっているのに


私が急に具合が悪くなり

「ごめんね。具合悪くて

飲めない。」

そんなやりとりが何度も

ありました。


でもサカイ君は1度も

嫌な態度をとった事は

ありません。


私はショッピングモールが

大好きでサカイ君の運転で

よく連れて行って貰いました。


普段

お世話になっているし

迷惑もかけているから

気持ちだけと

フードコートとかなのに

「奢っちゃうよ!」となるべく

気を使わせないようにしても

必ず割り勘でした。


安くて似合いそうな

Tシャツを

「いつものお礼!」と

言っても

「気使わなくていいよ。

俺も楽しくてりょうといるんだから‥」

と絶対私にお金を

使わせませんでした。


サカイ君の存在で

どれだけ救われたことか‥


ありがとう‥

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