依存症の仲間と共に

薬物アルコール依存症。境界性人格障害。解離性障害。養子縁組。

記憶障害 その5

少しお金に余裕が出来たせいか

ライフラインが

停まることもなく

生活に余裕が出来

時々外食に行くようにもなりました。


元は私のお金だけど‥


ある日パパが

「◯◯に旅行に行くか!」と言いました。

パパの生まれた国です。


私は行った事がなかったので

「行きたい!」と大喜びしました。


ところが毎度

出発3日前になり癇癪を起こした私は

「行かないっ!」

パパは懸命に宥めましたが

無理です。


結局高いキャンセル料を支払う事に

なりました。


私にしてみれば全てはパパが悪い。

私の気分を損ねるな!


それから

然程 時も立たぬ頃

再びパパが「◯◯に行こう!」と

誘って来ました。


今回は何とか癇癪を起こすことなく

現地に到着しました。


ところが

ホテルに着いた私は

異常な行動をとり始めました。


鏡と壁に飾られた何でもない絵画が

怖いのです。


それらをベッドカバーで

覆いました。


パパが「どうしたの?」とカバーを

取ってしまうので私は

怒りだしました。


「怖いの!」


やり取りしたところで

どうにもなりません。


次に私が取った行動は

フロントに電話をかけて

「help!help!」と

真っ裸で廊下に出て行きました。


パパが慌てて追いかけて来て

連れ戻されました。


ホテルの従業員に何か説明して

いました。


パパは自分のお母さんに

この時はまだ

養子縁組の事を話していません。


今回は私が商売をしたいからと

コーディネーターを

頼まれたという設定で

自分は実家に泊まり


こんな状態の私を

ホテルに1人置いていくつもりです。


私は怒り狂い

「ドラッグストアで

1番強い眠剤と酒買って来い!」

と言付けパパは言われた通りに

買って来ました。


その晩は

疲れもあったのか

何事もなく寝ました。

×

非ログインユーザーとして返信する