私は店長に

2人の関係の証が欲しいと

おねだりしました。

高いものでなくいい。

私からは万年筆。

店長からは指輪を貰いました。

ある日

理由は思いだせないのですが

初めてケンカをしました。

翌日

店長は休みでした。

公休日だったのかもしれないのに

私は謝りたいのと

心配で

翌日のお昼間に

店長に会いに行くことにしました。

この先より

私の奇行が始まります。

閲覧にはご注意下さい。

私は店長の自宅を知りません。

ただ

普段の会話の中で覚えていた

最寄駅と

何階建てのマンションの

何階部分に住んでいる。

これだけの情報で

探し当ててしまいました。

駐車場に店長の車もありました。

表札は出ていませんが

この部屋だと思う確信が

ありました。

奥さんとは別居中と

聞いていましたから

何も考えずインターフォンを

押しました。

ドアを開けてくれたのは

女性でした。

「どちら様ですか？」

と聞かれ

私は彼のことで

頭が一杯で

相手が誰かなど

考えず

「同僚の者ですが

昨日店長お休みでしたので

体調でも悪いかと思い

様子を見に来ました。」

「私は姉ですが

昨日近くまで来たので泊まっていったのですが

弟は居ません。」

「それでは

お戻りになりましたら

連絡下さるようお伝え下さい。」

車あるのに変だとは思いましたが

バスや電車を使うこともあるよね。

とさほど気にせず帰りました。